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ブログ/2015-01-30

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美容鍼灸と肌トラブル

(6)中医学におけるむくみの分類と治療原則

①脾気虚証
 脾気虚証は、精神的ストレス、疲労、飲食の不摂生などが原因で、気が不足し脾の働きである運化機能が失調することによって起こります。脾の運化機能には食べ物を消化・吸収し、栄養素として全身に送る働きと、水分を吸収、運搬、排泄するのを助ける働きがあります。そのため運化機能が失調すると水分の吸収、運搬、排泄作用に失調をきたし、余分な水分の貯留が起こります。この状態は、身体だけではなく、顔面部にも起こるため顔のむくみとなって現れてきます。また脾は昇清を主ると言い、気を上昇させる働きを持っています。この昇清機能が低下すると、目の下の皮膚は下に垂れ下がり、袋状のふくらみとなって現れてきます。
 なお、脾と胃はともに関係し合い、胃の経絡は目の下流注しているため特に目の下にむくみができやすいという考え方もあります。
 鍼灸治療が適応となる一般的な脾気虚証の症状としては、疲労倦怠感、無力感、食欲不振、食後の腹部張痛、泥状便などがあります。
 治療法としては、鍼治療、灸治療のどちらを用いても良く、脾経、胃経の経穴、各々の兪募穴などを選択して治療を行います。



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