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ブログ/2014-12-03

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美容鍼灸と肌トラブル

(7)眉間のシワと法令線(続き)
②脾気虚証(法令線のシワ)
 脾気虚証は、精神的ストレス、疲労、飲食の不摂生などが原因で、気が不足し脾の働きである運化機能が失調することによって起こります。脾の運化機能の働きには、食べたものを消化・吸収し、栄養素として全身に送る働きと、水分を吸収・運搬・排泄するのを助ける働きがあります。そのため運化機能が失調すると肌へ十分な栄養素や水分を送り届けることができなくなります。そうすると、肌は潤いを失い、ハリのない肌へと徐々に変化してしまいます。また脾は昇清を主るといい、気を上昇させる働きを持っています。この昇清機能が低下すると、肌にたるみができやすくなり、この状態が長く続くと深いシワとなって目立ってきます。
 脾は鼻や口と関係が深いため、特に鼻や口周囲、つまり鼻唇溝に沿ってシワ(法令線)が現れやすいと言えます。
 鍼灸治療が適応となる一般的な脾気虚証の症状としては、疲労倦怠感、無力感、食欲不振、食後の腹部張痛、泥状便などがあります。
 治療法としては、鍼治療、灸治療のどちらを用いても良く、脾経、胃経の経穴、各々の兪募穴などを選択して治療を行います。



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